タイ駐在のリアル②|給料・生活費・暮らしから駐在を実現する方法まで解説

  1. アジアスカウトエグゼクティブトップ
  2. ブログ一覧
  3. タイ駐在のリアル②|給料・生活費・暮らしから駐在を実現する方法まで解説

病院は?治安は?暮らす前に知っておきたいこと

病院は?治安は?暮らす前に知っておきたいこと
医療については、公立病院と私立病院で事情が大きく異なります。
公立病院は費用が安い一方、タイ語でのやり取りが基本となる点がハードルになりがちです。
そのため、駐在員の多くは私立病院を利用しています。
私立病院は日本語対応のスタッフがいる施設もあり、設備やサービスの水準も高いのが特徴です。

会社が海外医療保険などを用意していることも多いため、仕事を始める前に補償範囲を確認しておきましょう。

治安は、バンコク中心部については比較的落ち着いているといわれています。
とはいえ、スリや置き引き、外国人を狙った「ぼったくり」トラブルはどの国の都市でも起こり得るもの。
人混みでの荷物の管理や、初めての場所でのタクシー・配車アプリの利用時は、日本にいるとき以上に基本的な警戒を意識しておくと、より安心して生活を楽しめます。

気候は年間を通して高温で、暑季(3〜5月頃)、雨季(6〜10月頃)、乾季(11〜2月頃)の3シーズンに分かれます。
「年間を通して日本の真夏のような気候が続く」とイメージするとわかりやすいでしょう。
特に乾季(11〜2月頃)は湿度も低く過ごしやすいため、観光やアウトドアを楽しむのにぴったりの季節です。
雨季はスコールと呼ばれる短時間の激しい雨が多いため、折りたたみ傘を常備しておくと安心です。

「タイ駐在はきつい?」実際にぶつかりやすい壁

タイ駐在の魅力をたくさん紹介してきましたが、慣れない環境での生活には、最初は戸惑う場面もあります。
よくあるのが、言葉や商習慣の違いによる、現地スタッフとのコミュニケーションの難しさです。
英語がある程度通じるとはいえ、タイ人スタッフの多くはタイ語が第一言語であり、細かいニュアンスがうまく伝わらずもどかしさを感じる場面は少なくありません。
時間が経つにつれて、現地でのコミュニケーションや生活リズムに慣れていく人もいます。

単身赴任の場合の孤独感や、家族帯同の場合の配偶者のキャリア中断も、赴任前によく話題になるポイントです。
特に配偶者が日本で働いていた場合、赴任をきっかけに仕事を辞めざるを得ないケースも多く、生活の張り合いを見失ってしまうという声も聞かれます。
この点については、日本人コミュニティの存在が支えになることもあります。
駐在員同士の交流会や、同じマンションに住む日本人家族とのつながりなど、頼れる人が近くにいる環境が整っているケースも多いようです。

こうした最初のハードルを知っておくことは、決してネガティブなことではありません。
事前に心構えができていれば、それだけ早く現地生活に馴染むことができるはずです。

海外で働く経験は、その後のキャリアにどう活きる?

タイ駐在で得られる経験は、単なる「海外生活」にとどまりません。
特に仕事の面では、日本にいるだけでは得にくい経験を積める場面が多くあります。

現地拠点は日本本社に比べて人員が限られていることが多く、結果として一人ひとりの役割や責任範囲が広がりやすい環境にあります。
現地スタッフのマネジメントを任されたり、日本本社との調整役を担ったりと、若いうちから裁量の大きい仕事に携わるチャンスが生まれやすいのも駐在の特徴です。

また、現地拠点での意思決定に関わる機会や、日本とは異なる商習慣・価値観のなかで成果を出す経験は、帰任後のキャリアでも、タイで働き続ける場合でも、大きな強みになります。
言葉や文化の違う環境で仕事を進めた経験は、その後の転職やキャリア形成でも、自分の強みとして伝えやすい経験になります。

タイへ駐在するには?考えられる方法と「現地採用」という選択肢

「自分もタイ駐在をしてみたい」と思ったとき、考えられる方法は主に2つあります。

1 社内異動で海外赴任を目指す
すでにタイに拠点を持つ会社に勤めている場合、社内公募や上司への希望申告を通じて、海外赴任のチャンスをつかむ方法です。
語学力や実務経験に加えて、「タイに行きたい」という意思をきちんと会社に伝えておくことも重要になります。
日頃から上司との1on1などで意思表示をしておくと、いざ駐在枠の話が出たときに候補として名前が挙がりやすくなります。

2 駐在を前提とした企業へ転職する
今の会社に海外展開の予定がない場合は、タイをはじめとした海外拠点を持つ企業へ転職し、将来的な駐在を見据えるという道もあります。
求人票に「将来的な海外赴任の可能性あり」と記載されているケースもあるため、転職活動の段階から意識しておくと選択肢が広がります。

一方で、「駐在という形にこだわらなくても、タイで働くこと自体が目的」という方には、もうひとつの道もあります。

3 まず現地採用でタイで働く
「タイで働くこと」そのものが目的なら、駐在にこだわらず現地採用からキャリアを始める方法もあります。
駐在とは待遇や雇用形態が異なりますが、自分のタイミングで渡航・転職しやすいのが特徴です。
詳しくは次の章で、駐在との違いを比較しながら見ていきます。

今の会社で駐在のチャンスがない場合でも、タイで働く方法はあります。
駐在に限定せずに探してみると、タイで働くまでのルートは意外と広がります。
まずはどんな企業・ポジションがあるのかを見るところから始めてみるのもひとつです。

駐在だけじゃない。「タイで働く」という選択肢

駐在と現地採用の違いを、あらためて比較してみましょう。

項目 / 駐在 / 現地採用
・雇用元:日本本社(籍は日本のまま) / タイの現地法人・現地企業
・給与水準:比較的高め(日本基準+手当) / 現地水準(会社による差が大きい)
・住宅・赴任手当:会社負担が手厚いことが多い / 会社や職種による
・契約期間:任期あり(3〜5年程度が目安) / 期間の定めがないケースが多い
・キャリアの自由度:会社の辞令に左右されやすい / 自分の意思で転職・キャリア変更しやすい
・タイに行くタイミング:会社の辞令次第(自分では選べない) / 自分のタイミングで挑戦できる

「駐在の辞令を待つしかない」と思われがちですが、現地採用であれば、自分のタイミングでタイでのキャリアをスタートできるのも大きな魅力です。
「今すぐタイで働きたい」「会社の辞令を待つより、自分から動きたい」という方には、現地採用という選択肢が特に向いています。